めくるめく

ネタバレに配慮していないライブレポなど。

GRATEFUL SPOONFUL 埼玉day2♥

7月7日、七夕。2004年に解散し、その後アニーはこの日を迎えるたびに“何かあるんじゃないか”と思いを馳せていた七夕。再集結後、新しいアルバムを引っ提げて初めて迎える七夕の日にロビンは「THE YELLOW MONKEYのもう1つのバースデー」だと言い、改めて「もう解散しない」と宣言していた。いやいやいやエモ過ぎるだろ。なんなんだこのバンド。魅力しかなくて怖い。

前日のピンクで「雨あんまり降りませんように」と書いていたロビンの願いも虚しく埼玉2日目は雨。本降りではなかったものの横風がキツい所為でそこそこ面倒くさい感じである。そういえば、わたしはたまアリへ行くのが初めてだったのだが交通の便がめちゃくちゃよくて驚いた。そもそもたまアリ自体がさいたま新都心駅に近いというのもそうなのだが、わたしの地元駅から一本で行けてしまうという便利ぶり。地元民にしか通じない話題で申し訳ないが、近年東海道線上野東京ラインが出来て何それ便利なの?と思っていたが、なるほどめちゃめちゃ便利である。ありがとうありがとう。
そしてさいたま新都心の改札を出ると、もう見る限りBELIEVER.。駅構内はもちろんのこと、隣接するショッピングモールに至るまでBELIEVER.達が占拠している感じだ。やっぱり箱がデカいと人がすごいな…。どこもかしこも収容しきれない人達で溢れ返っている。たまアリの付近には広場のようなスペースがあったのだけど、そこではウインナーやらステーキ串やらが露店で売られていて祭りなのかな?と思ってしまうほど。まあ…ある意味祭りではあるんだけど…。開場後はとてもスムーズで溢れ返っていた山のような人の波を吸い込むように収納するたまアリは施設として本当にデカいなと思った。

今回わたしの席は200レベル217扉7列目340番台。この暗号のような座席名、まじで意味がわからなかったよね。まあいい。簡単に言うと下手側スタンド2階席の7列目、丁度アリーナ最前の延長線上の席になる。なので花道はもちろんステージ横の踊り場(?)にもめちゃめちゃ近い。肉眼で全てが見れる感じだ。ただその分ビジョンがとても見づらかった。今回の会場、ビジョンはステージの頭上に4面、下手側と上手側の横にそれぞれ1面ずつだったのだが、センターのビジョンは角度的に2面しか見えず、下手側ビジョンは真横を見上げるような位置にあったのでステージと交互に見るのはなかなか辛い感じだった。そして席に着いて一番の懸念はドラムである。開演前、ステージの明かりが落ちていてよく分からなかったのだけど、わたしの座っている位置からはスピーカーらしき物が邪魔をしてドラムセットが全く見えなかったのよね。ウワ〜めちゃめちゃ悲しいけどまあそういう時もあるよね〜アニーはビジョンに頼ろう…とやや諦めモードだったのだが、いざ始まってみるとアニーはスピーカーの上からひょこっと顔を出し、懸念が吹っ飛ぶくらいよく見えた。流石にタムの辺りまでは見えなかったけど、何に遮られることも無く普通に見えたぞ。ラッキー!

この日のアニーは序盤からとてもニコニコだった。もうね、2曲目のALRIGHTの時にはニコニコしてたものね。ロビンもはじめっから出来上がってた感あるし、4人ともいい意味で前日の盛り上がりを引き摺っていたのかも知れない。観ていてとてもご機嫌な感じだ。因みにMCだけで言えば前回観た秋田の方が饒舌で絶好調だった感じがある。やっぱりあれは会場の狭さから来る距離の近さがあるからだろうな。そして2daysも2日目となると疲れも出るのかも知れないな(失礼)あとMCの事で言うと、七夕のこの日を「THE YELLOW MONKEYのもう1つのバースデー」と言った癖に、「実は皆さんに謝らなければいけないことがあります」と切り出したロビンが「散々取材とかで7月7日と言ってきたけど、ローリングストーンズのハイドパークは7月13日!誰も呟いてなかったからおれの勝ち!!!」とぶちかましてくれた笑 その上「伝説にはそういう誤差がある、これはついていい嘘!これからも吉井和哉の言うことは信用しないように!」と笑うロビンがいかにもロビン然としていてめちゃめちゃかわいかったよ。そうそう、嘘と言えばロビンが唐突に「今日は生中継が入ってるから…」と言い出し、観客がめちゃくちゃザワつくと「うっそ〜ん!」とおちゃらけたポーズをとる一幕もあった。いや普通にみんな騙されたからね!?笑そしてそんなロビンを見て楽しそうにニコニコしているアニーは前髪のサイドがやや短くなっているような気がする。髪の揺れ方が違うというか、前髪が顔に掛かった時の印象が違う。…この短期間に髪を切ったんだろうか?とてもかわいい。他にもアヒル口で上向きに唇を突き出しながら左右に頭を振る姿もかわいかったし、ラブコミの時にアニーに向き直ったロビンが跳ねながらドラムを叩く素振りをするのをみて身体を乗り出すように爆笑していたアニーもめちゃめちゃかわいかった。なお、この日のベストオブかわいいはタンバリンを振りながらドラムに近づいたロビンがタンバリンごとアニーの方へ腕を伸ばして、それを見たアニーが身体を乗り出しながら一生懸命スティックを伸ばしていたところ。因みにタンバリンには届いていない。そうやってロビンに戯れるアニーが本当にかわいくてただただかわいいなあ‪♡‬という気持ちになる…かわいい。
そういえばこの日は一つトラブルがあった。暗転明けMCをするロビンの横でヒーセがイヤモニを気にしていて気付いたロビンが「どうしたの?」と声を掛けると笑って大丈夫大丈夫、というように手を上げつつも舞台袖に引っ込んでしまった。わたしの席からは引っ込んだヒーセがスタッフさんに囲まれてあれこれやってるところが見えたんだけど、それを見たロビンが「カツラ?…あ、トラブっちゃったのね」とボケをかまして笑いを取っていた笑 そのあとエマに寄りながら「何かあったっだって。じゃあエマさん、ダンスでも踊りましょうか」と言ってエマがパンケーキのダンスを踊り始め、ロビンが笑いながら真似してたのがかわいくてかわいくてかわいかった…あ、元ネタが分からない方は「パンケーキ ダンス」でぜひ検索してください。あれをエマがやってました。そしてその流れで「アニーはモノマネとかないの?最新のモノマネ」と振られたアニーが、乗るべきか乗らぬべきか迷うように笑って「いや…クオリティが低過ぎて…、生中継だし」とロビンの生中継発言に被せて躱してくるのがめちゃくちゃにかわいかった。アニーはなにかとロビンのやる事や言うことに被せてくるのが本当にかわいいよね〜。もう一つアニーのかわいいところで言うと、この日はエマが何時にも増してアニーに寄っていてメンバー紹介の時なんか自分の紹介が終わってロビンがヒーセの紹介をしている時なんかもずっとアニーの傍に寄って弟と話してた。そんなエマが演奏中アニーにピックを飛ばし、アニーは演奏しながらも落ちたピックを拾っていたというやりとひがあったらしい。らしい、というのはわたしは見逃してしまったのだが隣にいた妹が見ていて「アニー真面目か!」とツッコんでいた笑 いや真面目なんだよ。

埼玉では初日に特別サービスということでキスしたこともあって、2日目のSUCKはとてもあっさりで絡みは無かった。曲としてライブで聴けるSUCKが大好物なのでワ〜イ!という感じだったけど、♥‬マークということでそういうのを期待してた人も居たんじゃないかな?などと思ったりもする。流れ的にヒーセのイヤモニトラブルの後だったからというのもあるかも知れない。その代わり(?)ラブショでは大阪に続き上手花道で薔薇を手にしたロビンが下手花道にいるエマを探して歩いて2人で下手花道に座り、エマのギターのネックに薔薇を差し込むという仲良しなやりとりがあった。珍しくエマがノリノリで、自らロビンに顔や身体を寄せるようなところがあって外野ながら「お、お???今日のエマはめちゃめちゃやる気だな…」という感じだった。その後2人で立ち上がるとエマがネックに刺さった薔薇を引き抜き、アリーナの観客へ投げて悲鳴のような絶叫が湧き上がる事態に…さすがエマさんだな。

もう既に発表されている通り、この日は終演後に30thのカウントダウンが公開された。それもあってか終演後はとてもあっさりで楽器を置いた4人がステージ前方に集まり、上からモニターが降りてくるのを待つようにアリーナに手を振って捌けていった。ロビンは降りてくるモニターに合わせて身体を屈めてファンに手を振っていたのがかわいかったし、モニターが降りて袖に捌けるアニーがぴょんぴょん跳ねるように歩いてスタッフさんとハイタッチしていたのもかわいかった。もうずっとアニーがかわいかったからもっとアニーが見たかったけど、公開されたカウントダウンも気になるしまだこの先何かが予定されてるのだと思うとそれだけでうれしい。スプーンツアーも後半戦で参加出来る公演も数える程になってしまってしんみりしていたけど、それが一気に吹っ飛ぶ感じだ。わ〜〜〜い!楽しみだなあ!

次は追加で参加を決めた福岡2日目!めちゃめちゃ楽しみ。早く週末になってほしい。