めくるめく

ネタバレに配慮していないライブレポなど。

GRATEFUL SPOONFUL 秋田♣

東京から新幹線で4時間。まあそこそこ遠いが新幹線の車内では勿体ぶって取っておいたSwitchを読んだり、妹のヒプマイLIVEのチケ争奪戦を手伝ったりしていたので案外あっという間に着いてしまった。この日は夜から雨という予報だったのだけれど、実際は昼間からかなり強い雨が降っていて逆にライブが終わる頃にはすっかり止んでいた。秋田県立体育館は雨宿りできる場所がないと事前情報を得ていたので一先ずホテルでのんびりしつつ、開場の30分前に着くように向かう。会場へはバスで13?14分?くらい、歩くと40分くらい掛かるらしい。秋田駅にはタクシーもたくさん常駐していて金を積めば楽に会場へ行ける、が、特に急いではないのでバスで会場入り。バスでは偶然にも知り合いの方も乗ってらしたのだけど、都内住みの方だったのでびっくりした。


開場へ入ってまず驚いたのは箱の小ささ!ステージが横長で組まれていた所為も相まってめちゃめちゃステージが近い。わたしは下手横のスタンド2階席だったのだが、前から2列目である事を差し引いても近い。自分の席に着いて思わず「近ッ!!!」と声に出てしまうほどだった。この間の横アリSUPER指定席よりずっと近いのでは。唯一、ステージ真正面の3階席だけは高さがあって奥まっている分他よりも遠かったけれども、正直あの会場はどこに座ってもめちゃめちゃ良い席だと思う。すごい。会場を見渡すとこれまで参加したスプーンのツアーの中で若い男性の参加率が一番高いのが印象的だった。理由はさっぱり分からないが土地柄として何かあるんだろう。あともう一つ驚いたのが御手洗では過去最長の列だったと思う。御手洗自体は中2階にあるのだが、そこからまず1階に下ろされて更に2階へ登り、下手側から上手側に回され、また1階に下ろされて折り返すように並ばされるという…花火大会のトイレですらこんなに並んだことないよ…。個室の数は多いものの、恐らく御手洗自体が1箇所しかないというのと、雨が降っていたために外に設置された簡易式トイレの利用が難しかったからなんだろう。。しかしながら体育館内は湿度が高い、雨のお陰もあって気温が低めだったからよかったものの、事前情報の通り冷房設備のないあの会場は夏の気温には耐えられないと思う。人が死ぬ。
もう少し会場の話をするとステージの左右には短く通路が伸び、その先には小さな踊り場が出来ていた。他の会場であったような前に伸びる花道はなく、動けるのは左右のみ。しかもサイドのスタンドとめちゃめちゃ近いので手を伸ばせば余裕で触れるような距離なのもすごい。照明にしても上から吊る設備がないので今回のツアーの中でも印象的な花道に並ぶ白のライトは設置されていなかったし、客席に落ちるスポットの演出も他とは違っていたように思う。ビジョンについてもステージの左右にあるのみで背面と頭上は無し。なので他よりも映る映像も少なく、その回数も少なかった。Love Hommeの例の演出も猿は1匹で増殖はしなかったしね。今ツアーは映像演出もお気に入りなので個人的にはやや寂しい感じ。そしてビジョンが少ないとどうしても抜かれるのはロビンが多くなる、ので、アニーがね、本当に抜かれないんですよ…。めちゃめちゃ見てたけど全然抜かれなくてもどかしさがすごかった…ビジョン大事。

メンバーの事についても書きたいのだけど、どうにもまとめられそうにないのでそこは御容赦いただきたい。時系列はバラバラだし箇条書きに近いかたちになってしまうかも知れない。だけど秋田ならではのエピソードだろうな…というものもあるので出来る限りお伝えしたい。

秋田は会場が狭い所為もあってかファンのテンションも高くて始めっからぶち上がってる感じがあった。なのですごくノリが良くて声援も大きかったのでロビンが「なんかすごいね…ファンクラブ(のツアー)みたい」ととても驚いていたし、それに感化されてかロビンとヒーセのテンションがめちゃめちゃ高かった。ヒーセに関してはロビンが話す横で色々ポーズを決めたり踊ったりとミッキーマウスばりのアピール笑 ヒーセがめちゃめちゃかわいいし、そんなヒーセを見てロビンは「なんか(テンションが)すごいね」的なことを言っていた。いやいやあなたも相当ご機嫌でしたよ?かわいい。そんなロビンはライブが始まってすぐのMCで「アニーのドラムスティックはきりたんぽです。マイクも黒く塗ってるけどきりたんぽです。両サイド(エマとヒーセ)なまはげです」と秋田ネタをぶち込んでくれ、なまはげと紹介されたヒーセは笑いながら髪の毛をワシャワシャし、エマは笑いながらロビンを見、アニーは焼き鳥を食べるみたいにスティックを齧っていたのがかわいかった。そのあと唐突にロビンが「アニーは秋田大好きだもんな!」とアニーを振り返り、それを受けてアニーはめちゃめちゃ笑っていたけれども、そこで奥さんネタを振るとは思わなくて個人的にはとてもびっくりした。びっくりして思わず周りをチラチラと見てしまったのだけど、オーディエンスの反応は薄めだったので嫁ネタと気付いているのかいないのかは分からなかった。その時のMCでは会場の狭さにも触れていてロビンは「アリーナとは呼べない…アリーナとホールの間みたいな、、、ホリーナ!!!」と名前をつけてはしゃいでいた。かわいいね〜。あと「きりたんぽ」というキーワードが気に入ったらしいロビンはライブ中、ちょいちょいきりたんぽを挟んでいた。

ライブ自体はセトリがとても良くてめちゃめちゃ楽しかった。ハートやダイヤとはまた空気感の違うライブですごく新鮮だったし、他では聴けない曲がセットされていたのもうれしい。ただまあ会場が暑いのでね、メンバーはもう汗だくという感じ。汗で濡れた髪がすごく扇情的でロビンの高いテンションとは裏腹に色気が爆発してたな…。ロビンのテンションの高さで言うと、なんの曲だったか定かでないのだが、ドラムのところに置いてあったティッシュ箱を小脇に挟んでティッシュをばら撒きながらステージを右往左往していた。そんなロビンをみて兄弟がめちゃめちゃ笑っていたのもかわいかったし、カメラマンに向かって投げたティッシュが汗でカメラマンの腕にそのまま貼り付いてしまったことにめちゃめちゃウケたロビンがちょっと歌を歌えなくなってしまっていたのもかわいかった。自分でやったイタズラに自分で笑い転げるロビン…愛しさしかないな。このティッシュのくだりは終演後にも続いていてドラムセットから降りてきたアニーにロビンがティッシュを投げるよう促し、やや戸惑いながらティッシュを1枚抜き取ったアニーが客席に向けて投げキスをするように「フッ!」とティッシュを吹いたのだけど、全然飛ばなくて足元に落ちるのをみてアニーが1人で爆笑していたところまでがセットである。変なとこ不器用なアニーはとてもかわいいし、ロビンに促されて素直に従うアニーもとてもかわいいよ。
年少組のことで言うと、ライブ前日に2人で食事をしたことについてロビンが話をしてくれた。流れとしては「昔はきりたんぽなんか全然美味しくないと思ってたのに…」というロビンが、「昨日はアニーと2本のきりたんぽを半分ずつにして食べて。ね、2つを半分にして笑 醤油と…なんだっけ、塩?」とアニーを振り返り、身体を起こしたアニーが大きな口で「 み そ ! 」と言っていたのがかわいい。マイクには声が入ってないところがポイント。そんで「100万ドルの夜景を見ながら2人できりたんぽ食べて」と笑い、オーディエンスが“100万ドルの夜景”に笑うと「なにも無いのがいいんだよ!」とロビンも笑っていたし、アニーも爆笑していた。もうひとつきりたんぽ繋がりで言うと、SUCKで突然「きりたんぽサービス!」と叫んだロビンがエマの元に寄り、内緒話をするようにお互いの口元を隠したと思ったら不意にその手を退かしてキスを見せつけるという大サービスがあった。しかもビジョンで大々的に抜かれていたし、他の会場で見たようなチュッ!と一瞬唇を合わせるようなやつでなく、音で言うと「ぶちゅ〜〜!」というような思いっきりのやつ笑 見せつけられた感がすごい笑 そして「あなたたちもキスしたいですかー!」とオーディエンスを煽り、悲鳴のような歓声が上がった後に「どうぞどうぞー!してくださーい!お待ちしてます!」とエマを指し、それを受けたエマはややドヤ顔で客席にキスを投げていた。めちゃくちゃ流し目がキマっていて女が落ちるのもわかるなという感じ。さすがだ。その後また演奏に入ってポジションに戻ったのだけど、少ししてエマがガリガリギターを演奏しているところにまた寄って行ってエマの右頬にチュッ!チュッ!チュッ!チュッ!チュッ!と猛烈にキスをしまくっていた。かわいい。ロビンがかわいい。エマもちょっと笑いながら甘んじてそれを受け入れていたのもつよい…つよいな。
更に投げキス繋がりで言うと、別の時にロビンが「吉井和哉には菊地英昭がいます!」と紹介し、それを受けてエマがロビンへ投げキスしたのもかわいくてよかったし、その時も顔がドヤッてたので殿〜〜〜!という感じだった…。もう1つ、メンバー紹介ではアニーがかわいかった。紹介されている間ひたすらマッスルポーズでアピールをしていたのだけど、それまでにお兄ちゃんの投げキスがあったからかアニーも小さく投げキスを飛ばしてくれた。それを正面から見ていたロビンがキスをペイッ!払うようにするのを見てアニーが本当に可笑しそうに笑って、その顔がめちゃくちゃかわいかったのでビジョンで抜いてほしかったよ。天使、天使だった。アニーのお天使エピソードで言うと、アンコールでステージに戻って来た時に両手の人差し指を立て、左右交互に天井へ突き出し、腰を振りながら入って来たのが死ぬほどかわいかった…多分なんだけど、あれは触発の時のロビンのマネなんだよな…ノリノリなアニーがかわいいし、その後何も無かったみたいに普通の顔してドラムに座ってたのもかわいいよ。


あと今回のライブで一番印象的だったのがエイジアン。曲の終わり、いつもならステージセンターで両翼を後ろから抱き締めるロビンがこの日はアニーのところへ行ってくれた。歌いながらドラム台に乗り、アニーの右後ろに立つロビンをチラチラと見てはうれしそうに笑うアニーがかわいくてかわいい。ロビンが来たからか演奏する動きも大きくなって派手になっていたのよね。かと言ってロビンが何かするかと言うと特に何をするでも無く、曲が終わるとそのまま降りていった笑 ただドラム台から降りる時、アニーの右肩に手を添えて支えながら降りたのだけど、アニーはそれにちょっと驚いたのかパッとロビンに顔を向けるような仕草をしていた。ハッ、今になって思い出したけど年少組のやりとりがもう1つあった。体育館が古いという話から古い建物は隙間が空いていて音が抜けるからいいと話していたロビンが「と、アニーが言っていました」とアニーの方を振り向くと、アニーが両手の親指を立てて左右交互に前に出すなどしていたのだけど、それを見たロビンが「アニーがグーを出すなんてなかなかないですよ!」と笑っていた。そう振られたアニーはジャブを繰り出すようにグーを押し出していたのも面白かった。前日2人でご飯をした所為か、いつもよりもアニーに話を振る回数が多かった。そんなアニーは終演後、マイクの前に立ち「秋田は寒くない!最高に熱い夜をありがとう!」と喋ってくれた。前回の福井を見ていないので分からないのだけど、♣でもアニーは喋ってくれるんだろうか?もしそうでないのならロビンに続ききりたんぽサービスをしてくれたということなのかな。ありがとう秋田。楽しかったよ秋田。また来たいよ秋田。
アッ 衣装のことを書き忘れてしまった。衣装はジャケットを脱いだブラウス(?)姿のヒーセがめちゃめちゃかわいかったし、光沢のある生地で胸元が大振りなフリルになっているブラウスを見たロビンに「また昭和の…笑!」と笑われていたのもかわいかったなあ。次回♣を見るのがたのしみ!